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【映画】最近観た映画
2009-12-17


『アイム・ノット・ゼア』(2007/監督:トッド・ヘインズ)
ボブ・ディランの半生を6人の役者が演じ分けた異色作。たしかにゴールデングローブ助演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットは出色とういか、しぐさそっくりで笑える。

『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』(1981/監督:熊井啓)
表題の事件をテーマにした熊井監督らしい、全編モノクロで『海と毒薬』を想起させる剛球な作品。手塚治虫の『怪子(あやこ)』で知った( ^ ^ ; この事件の全貌がよくわかりました。

『欲望の翼』(1990/監督:ウォン・カーウァイ)
1960年代の香港を舞台にした、若者群像劇。『恋する惑星』もそうだがこのカーウァイという監督、スタイリッシュな映像・語り口で知られるが、この独特の虚無感というのは返還前の香港人独特の感性なのかなぁ。香港ロスト・ジェネレーション?(そんな呼称はない?) それにしても、『恋する〜』同様、配給会社担当者のネーミングは上手い!(原題は阿飛正傳,Days of Being Wild)

『Dolls』(2002年/監督:北野武)
へぇ、これロシアでは大ヒットしたんだぁ…の今回は北野ブルーだけじゃなく色彩感あふれる3組の恋愛悲劇で、文楽『冥土の飛脚』をモチーフにしている(らしい…文楽観てない(>_<)

『元禄忠臣蔵 前・後編』(1941-42年/監督:溝口健二)
別に12月14日に合わせたわけではないが、溝口監督が戦中に撮った名作(と言われている)を観る。でもこれ、興業的には大コケしたそうな( ^ ^ ; 。だよな、いきなり松の廊下で始まって、なにしろ討ち入りのシーンないだもん!(歌舞伎の原作がそうなっているとか)。でも、さすが溝口監督というか後編の盛り上げはスゴイ。あと、新藤兼人が“建築監督”をしたそうで、実寸大の「松の廊下」など美術も素晴らしい。『いけばな展』で観た「花車」の屏風がさりげなく立てられていたのにも驚いた。DVDではかなりセリフが聴きとりにくいが、やはり観ておくべき作品。
[LINK] (禺画像]) 禺画像]
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