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最近観た映画
2010-08-18


『劔岳 点の記』[LINK](2009年・監督:木村大作)
禺画像]
つい先日も遭難騒ぎがあり、改めて険しく危険な山であることが認知された劔岳に、明治時代、測量のために登頂征服を目指した陸軍測量部と彼らを支えた人びとの物語。テイスト的には同年公開された『沈まぬ太陽』にも近いものを感じるが、『沈まぬ〜』がテレビサイズでの鑑賞に堪えうるのに対して、本作はスクリーンでぜひ堪能したいまさに映画的な映画。ゆえに評価が高いのも納得。それにしても香川照之はホント、ええ役者になったネェ。(^_-)

『祝(ほうり)の島』(2010年・監督:纐纈あや)
瀬戸内海に浮かぶ山口県の小さな島・祝島で28年間にわたって原発建設反対運動を続けてきた島民たちの姿を追ったドキュメンタリー。手法的には、小川プロと同様に人びとの生活に分け入り、その暮らしぶりを淡々と描き、原発建設という巨大プロジェクトと表裏を成す人びとの豊穣な人生と生活・文化を浮かび上らせるというもの。が、これは製作者側もあえて意図しているのかもしれないが、「島を二分した」という原発推進・容認派の声や言い分をまったくというほど取り上げていないのは、「作品」としてはともかく「報道」という意味ではいかがなものだろうか…。

『ジャガーノート』[LINK](1974年・監督:リチャード・レスター)
TSUTAYAの 「発掘良品」 第1弾作品として「珠玉の1本」に選ばれた本作、たしかに面白い!豪華客船に仕掛けられた時限爆弾をめぐるサスペンスだか、船長にオマー・シャリフ、
爆弾処理のプロにリチャード・ハリス、捜査官にアンソニー・ホプキンスと渋スゴの面々!
タイムリミットが迫るなかでの、爆弾処理や犯人とのやりとりなど見どころ満載だが、いわゆるグランホテル形式にしては、もう少し脚本で登場人物の背景や関係性など描いてほしかったところ。だって、何でラストの「決断」がああなのか、説明不足じゃない?( ^ ^ ;
[映画]

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