久かたぶりのジャズ・ライブ。新宿ピットインへ
藤井郷子オーケストラを聴きに行く(11月9日)
CDでは耳にしていたものの生ライブを体験するのは初めての藤井オーケストラ。
ジャズ・オーケストラというと、一般的にはビッグバンド・ジャズ=スイング・ジャズというイメージが強いが、現在日本で活躍するジャズ・オーケストラは、世界的に見ても高水準のフリー系オーケストラが、しのぎを削るように活躍している。
藤井郷子オーケストラもその一つで、メンバーを替えながら世界で活躍している。
で、この日のパーソネルは以下の通り。
早坂紗知、泉邦宏(as) 松本健一、木村昌哉(ts) 吉田隆一(bs)
田村夏樹、福本佳仁、渡辺隆雄、城谷雄策(tp) はぐれ雲永松、高橋保行、古池寿浩(tb) 藤井郷子(p) 永田利樹(b) 堀越彰(ds) ゲスト(
エリオット・シャープG、臼井康浩G)
ゲストも含めて、錚々たる面々だ。
それで1曲目が始まったのだが、不協和音が多いせいもあって、どこか現代音楽を思わせるオーケストレーション。藤井氏は構築美を追求するタイプなのだろうか、
「渋さ知らず」に代表される“爆走&カオス系”とは、趣を異にする端正な音で、ややおとなしめの印象。
かつて
ICPオーケストラ(82年)や
アート・アンサンブル・オブ・シカゴ(84年)、
カーラ・ブレイ(84年)を生聴きしてきたワタシとしては、どうも“祝祭感”が足りない…と、感じていこところ、2曲目の早坂氏のサックス・ソロあたりから、ようやく演奏が熱くなる。
3曲目には“干支”をモチーフにしたという新曲を披露。初めに藤井氏の解説があったせいか、干支の動物たちをイメージしながら楽しく聴く。ここで1セット目が終わり、休憩へ。
休憩でアルコールが入ったせいか(?)メンバーもリラックス。2セット目は肩の力の抜けたよりフリーキーな演奏が繰り広げられた。
ゲストの二人のギタリストはもうフツーにギターは弾きたくないのか(笑)、スケール無視のでたらめフレーズに、ボディを擦り、叩き、ボリュームコントロール弄りまくりと、やりたい放題。
まるでギターの“暗黒舞踏”なのだが、一応、他のプレーヤーは“モダンダンス”を演っているのだから、もうちょっと弾いてくれないかなぁ…と思っていたら終盤、二人のギター・バトルが炸裂!
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