禺画像]
東京・杉並及び武蔵野地域を舞台に展開する、地域密着型アートプロジェクト
「TERATOTERA / テラトテラ」の〆のイベントとして行われた
「大友良英 井の頭公園 船上ライブ」に参戦(2月5日)。
TERATOTERA(テラトテラ)は、東京都と東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、さらに吉祥寺に拠点に活動する社団法人TERATOTERAが協働して、2009年度からJR中央線高円寺駅〜吉祥寺駅区間をメインとした東京・杉並及び武蔵野地域を舞台に展開する、地域密着型アートプロジェクトだという。
そのTERATOTERAが、この1年の活動を締めくくるイベントとして開催したのが今回の「TERATOTERA祭り」で、吉祥寺にスタジオを構えるという
大友良英氏による船上即興ライブが実現したわけだ。
開演時間間際に会場(井の頭公園)に駆け込むと、すでにステージとなる井の頭池沿いにはびっしりと人の波。まずその“観客”の多さに驚く。これは数百という単位ではない…。
もちろん“即興演奏”が始まると、物見遊山で集まって来たおじさん、おばさんたちはそそくさとその場を立ち去っていくのだが、それにしてもいっこうに人だかりは減ることなく、ええっ、“ノイズのOちゃん”っていつからこんな人気者になったの!? と驚くばかり。
いくら
NHKドラマ『白州次郎』禺画像] (音楽担当)でいくらか名が知れたからといって、大友氏で(失礼)これだけ動員できたなら大成功だろう。
さて、そういう訳で当初はあまりいいポジショニングが取れずに、音は響けど一体どこで、誰が、何を奏でているのか皆目見当つかず、ワタシがかつて体験した
ボブ・ディランの東京公演状態。
手漕ぎボート5台を井の頭池に浮かべ、中心の1台に大友が乗り込み、残り4台にスピーカーとアンプを積んで即興ライブが行われるとのことだったが、場所を移してようやく、帳(とばり)の降りた水面に、小舟に乗って一心不乱に“演奏”するOちゃんの姿を確認することができた。
30分ほどのショートパフォーマンスはまず、雅楽の
篳篥(ひちりき)を思わせるような
セコメントをする